もし今、お子さんが激しく咳き込んでいるなら
まずは深呼吸して、この記事を読み進めてみてください。
「今すぐ何ができるか」の選択肢をまとめています。
子どもの咳で「今」やるべきこと3STEP
STEP1|この咳は救急? チェックリスト
- 呼吸が苦しそう・肩で息をしている
- 咳と一緒にゼーゼー・ヒューヒューという音がする
- 顔色が悪い・唇が紫色になっている
- 呼吸が速い・浅い(1分間に40回以上)
- 会話や食事が困難なほど咳が続く
➡️ 1つでも当てはまる場合は相談窓口に電話、または受診を検討してください
相談窓口
🔷 小児救急電話相談【#8000】
- 📞 タップでかける
- 対象:子ども
- 対応:小児科医・看護師
- 時間:
平日 19:00〜翌朝7:00
土曜 15:00〜翌朝7:00
日祝 9:00〜翌朝7:00 - 🔸繋がらない場合:055-226-3369
🔷 救急安心センターやまなし【#7119】
- 📞 タップでかける
- 対象:子ども・大人
- 対応:医師・看護師(24時間対応)
- IP電話・ダイヤル回線:055-223-1418
🔷 山梨県救急医療情報センター
- 📞 055-224-4199
- 対応時間:平日・土曜 8:30〜23:00/日祝 18:00〜23:00
- 備考:今診てもらえる病院を案内してくれます。
小児科救急の実績がある医療機関
夜間や休日の子どもの咳には、近隣で小児科救急に対応している施設を事前に把握しておくことが安心につながります。
忍野村からアクセスしやすく、実際に小児科救急の受け入れ実績がある医療機関をご紹介します。
富士・東部小児初期救急医療センター(富士北麓総合医療センター 2階)
📍 山梨県富士吉田市緑ヶ丘2-7-21
📞 0555-24-9977
⏰ 診療時間:
- 平日:20:00〜0:00
- 土曜:15:00〜0:00
- 休日:9:00〜0:00
📝 小児初期救急に特化した医療センターです。咳や発熱など、夜間の急変時に対応。受診前には必ずお電話でご確認ください。
👉 富士吉田市 子ども救急案内
富士吉田市立病院
📍 山梨県富士吉田市上吉田東七丁目11番1号
📞 0555-22-4111
⏰ 平日:8:15〜11:00(診療時間は8:45〜)
🛏 救急告示病院として24時間体制で救急患者の受け入れを行っており、小児科も設置されています。夜間・休日の緊急対応にも地域中核病院として対応可能です。
👉 公式サイト
💡 どちらも富士吉田市内にあります
子どもの咳の種類と対処法
🔍 夜間に悪化しやすい咳の特徴
【乾いた咳(空咳)】
- 特徴:痰が絡まない乾いた咳、夜間に悪化しやすい
- 考えられる病気:気管支炎、喘息など
- 対応:水分補給、部屋の加湿、背中をさする
【犬の遠吠えのような咳】
- 特徴:「ケンケン」という特徴的な咳、息を吸うときに「ヒューヒュー」
- 考えられる病気:クループ症候群
- 対応:冷たい外気を吸わせる、加湿する、すぐに相談
【ゼーゼー・ヒューヒューを伴う咳】
- 特徴:呼吸時に「ゼーゼー」「ヒューヒュー」音がする
- 考えられる病気:喘息、細気管支炎など
- 対応:安静にする、楽な姿勢を取らせる、すぐに相談
【痰の絡んだ咳】
- 特徴:痰を伴う湿った咳
- 考えられる病気:風邪、気管支炎など
- 対応:水分補給、加湿、痰を出しやすい姿勢
富士吉田市の親御さんの体験談
「夜中に1歳の息子が犬の鳴き声のような咳をし始め、どんどん苦しそうに。パニックになりながらも#8000に電話したら、『クループ症候群の可能性がある』と教えてもらい、対処法を聞けました。加湿器をつけ、窓を開けて冷たい空気を吸わせたら少し楽になり、翌朝富士・東部小児初期救急医療センターを受診しました。やはりクループ症候群でした。」
(富士吉田市・30代ママ)
「引っ越してきたばかりで土地勘もなく、3歳の娘が夜中に喘息のような咳をし始めたときは本当に焦りました。住所も咄嗟に出てこなくて…。今は冷蔵庫に『緊急時情報カード』を貼っています。住所、自宅の特徴、かかりつけ医などをまとめておくと安心です。」
(富士吉田市・20代パパ)
咳の緊急度チェック – いつ病院に行くべき?
【緊急性が高い・今すぐ受診を】
- 呼吸が苦しそう(肩で息をする、鼻の穴が大きく開く)
- 呼吸が速い(1分間に40回以上)
- 顔色が悪い、唇が紫色
- 胸やあばら骨の間がペコペコ引っ込む
- 強い咳で嘔吐を繰り返す
【早めの受診が必要】
- ゼーゼー・ヒューヒューという音がする
- 38℃以上の熱が続いている
- 犬の遠吠えのような特徴的な咳
- 1週間以上咳が続いている
- 咳で眠れない状態が続いている
【様子を見ても大丈夫かも】
- 元気があり、遊べる状態
- 食欲や水分摂取は普通
- たまに咳が出る程度
- 痰が透明〜白っぽい
- 鼻水や軽い咳だけ
富士吉田市の特性と子どもの咳
高地・寒冷地の影響
富士吉田市は標高約850mの高地にあり、空気が乾燥しやすく寒暖差も大きいという特徴があります。こうした環境は子どもの咳に影響を与えることがあります。
- 空気の乾燥 → のどの粘膜が乾燥して咳が出やすくなる
- 寒暖差 → 気管支が敏感に反応して咳が誘発される
- 花粉 → 富士山麓特有の植生による季節性アレルギー
季節別の注意点
冬(12月〜2月)
- クループ症候群や喘息発作に注意
- 加湿を心がけ、外出時は防寒を
春(3月〜5月)
- 花粉症によるアレルギー性咳に注意
夏(6月〜8月)
- 冷房による乾燥で咳が出ることも
秋(9月〜11月)
- 寒暖差で咳が誘発されやすい
家庭でできる咳の対処法
環境調整
- 加湿する(50〜60%)
- 換気する・タバコの煙を避ける
- 上半身を少し高くして寝かせる
水分補給
- こまめに水分を与える
- 白湯・蜂蜜白湯(※1歳未満NG)
その他の対処
- 背中をさする
- 湯気を吸わせる
- 安静にさせる
医療機関に行く前に記録しておくと役立つこと
- いつから咳が始まったか
- どんな咳か(乾いた咳・痰・犬の遠吠えなど)
- 咳以外の症状(発熱・鼻水・機嫌)
- 咳の頻度・時間帯・過去の既往
引っ越し後の緊急時対策 – 実体験から学んだこと
- 住所や連絡先を冷蔵庫に貼っておく
- スマホのトップに救急メモ保存
- オートロックの暗証番号共有
- 救急時の混乱を避けるための情報整理
もしもの時のために準備しておくとよいもの
- かかりつけ医の連絡先
- タクシー番号(富士急タクシー:0555-23-5555)
- 加湿器、体温計、パルスオキシメーター
- 緊急連絡先リスト